仕組みづくり

すべての建物づくりは、
「運ぶ」ことから始まる。

建築現場に欠かせないもの、そのひとつが建物を形作る建材です。建材が現場に届かなければ建築は進められません。すなわち、この建材を「運ぶ」というフェーズが滞ってしまうと、工期を守ることができなくなってしまうのです。そこで私たちは、物流業界の3PL(※1)を参考に、独自のシステム・3PC(※2)を構築しました。建材に関わる配送、保管、受発注までの情報を集約管理することで、年間70棟前後に及ぶRCマンションの建築をスムーズに進めています。

※1:サード・パーティー・ロジスティクス
  ※2:サード・パーティー・コンストラクト

建築と物流をひとつにした
建築設計の新システム3PC

新システム3PCの説明図

建材物流

複雑な建材物流をコントロールすることがスムーズな工程管理の近道に。

建物づくりにおける物流は、一般消費財の物流と異なる特殊性を持ち合わせています。仕入れ先が数十社以上に渡ること。建物の設計により建材の寸法・重量・荷姿が異なること。現場ごとによって工程が異なるため、場合によって倉庫保管が必要になること。一例を挙げただけでも多様かつ複雑であることが分かります。しかし、私たちはこのすべてをコントロールすることが工期遵守につながると考えました。

北海道事情

“離島”である北海道のハンデを、チャンスに変える挑戦。

建材メーカーや商社のほとんどが本州の企業です。そのため海を隔てた北海道から発注すると納品まで通常約2週間程度かかってしまいます。さらに台風や豪雪によって交通機関が遅延することも多く、建材の遅れ=建設工程の長期化となり、北海道の建設業界にとって長年の悩みとなっていました。私たちは、この北海道であることのハンデを乗り越えることが、次なる成長へのステップになると考えたのです。

安全輸送

安全に、確実に運ぶためにロジスティクス企業との協業体制を構築。

建設業界では常識の「安全第一」。この発想は当然、建材物流でも不可欠なもの。言うなれば「安全に建てるために、安全に運ぶ」ことが実現できるよう物流の起点から終点までをトータル管理する必要があると考えました。そこで私たちは、北海道を中心に世界とつながるネットワークを持つロジスティクス企業との協業体制を構築。輸送車両と倉庫を共同保有し、物流プロセスのコントロールと安全の徹底を実現しました。

3PCによるスムーズな
建設を支える
札幌市内3拠点体制を確立。

建材の保管・加工・配送それぞれの機能が充分に発揮できるよう、資材センターは丘珠・篠路に、物流センターは北郷に立地。この3つの拠点が連携して、3PCによる「建てる」と「運ぶ」を支えています。

  • SUN 丘珠資材センター

    倉庫

    • 建築資材保管
    • 販売物置保管
    • 大型車両保管
  • SUN 拓北資材センター

    加工

    • 木材保管
    • 木材加工
    • RC物件窓枠加工
    • 設備展示
  • SUN 北郷物流センター

    物流

    • 建築資材全般一時保管
    • 現場小口配送
    • 一貫物流オペレーション

繁忙期と閑散期を
つくらない
“三方よしの段取り力”。

サン建築設計には3PCと合わせて、もうひとつの強みがあります。それが“三方よしの段取り力”。繁忙期に依頼された施工の一部を閑散期に回すことで、お客様には閑散期価格で、協力会社には1年を通した安定発注をお約束。サン建築設計を含めた三方よしの関係性をつくり上げながら繁忙期と閑散期の波をつくらないようスケジューリングし、年間を通して安定した施工品質を実現しています。

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