東日本大震災以降、地震・豪雨などの自然災害が全国的に増え、企業としてのリスクマネジメントが問われています。実際に北海道胆振東部地震では、北海道全域がブラックアウト。建設業界では太平洋ルートが寸断され、建材物流に大きな影響が出たといわれています。しかし、サン建築設計ではBCP(Business Continuity Plan/事業継続計画)を策定していたため、損害を最小限に抑えることができました。このBCPとは中小企業である私たちにとって、まさに生命線。災害が起こったとしても、すぐにいつも通りの事業が再開できるよう行動指針や具体的な危機管理マニュアルなどを整備したものです。
このBCPを整備するなかで、事業継続で最も重要なことは「物流」にあるという結論に至りました。例えば建材メーカー拠点が集中する関東や関西が被災すると、真っ先に遠方かつ離島である北海道への供給は絶たれてしまいます。そこで東日本・東海・西日本それぞれに本社を置く物流3社に加え、海上コンテナ輸送会社とアライアンスを結びました。災害が起こったとしても被害の少ないエリアを起点にサプライチェーンを築き、陸上・海上の輸送ネットワークを組み合わせながら北海道へスムーズに建材が届けられる体制を構築。北海道が被災した場合も札幌市内にある自社倉庫を緊急物流センターとして稼働させ、物流確保と建材の保全に全力を尽くします。
札幌に本社を置くサン建築設計。BCPでは丘珠資材センターと北郷物流センターが情報センター機能と物流センター機能を発揮。
海上コンテナ輸送を核に、グローバルな物流ネットワークを展開する総合物流企業。BCPでは千歳本社を軸に、道内・東北・関東にある6つの拠点を連動して東日本をカバー。
コーポレートサイトトランシスのグループ会社である内航海運会社。BCPでは横浜~苫小牧間の海上コンテナ輸送に陸送を組み合わせる複合輸送でボーダレスな物流を可能に。
コーポレートサイト静岡を拠点に東海地方をカバーする総合物流企業。BCPでは関東にも関西にも好アクセスな強みと機動力を活かしてネットワークを牽引。
コーポレートサイト高知を拠点に西日本全域をカバーする総合物流企業。BCPでは半世紀に及ぶ物流企業のノウハウを駆使して輸送の安全・安心をリード。
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