マンションも一戸建ても2時間に1度、室内の空気を入れ替える換気システムを導入することが建築基準法で義務付けられています。しかし、ただ換気をするだけで本当に室内の空気は「きれい」になるのでしょうか。外界に浮遊するウイルスや花粉、有害物質などをそのまま室内に取り入れていないでしょうか。
グループ会社・ホーム企画センターでは、天然素材の「炭」に着目。一般的によく知られる調湿・消臭効果に加えて空気清浄効果があることを見出だし、2003年独自の高性能ハイブリッド換気システムを開発しました。そして2020年には、これまで全国累計14,000棟超の住宅に供給してきたノウハウを活かし、サン建築設計とともに北海道で初めてマンションに導入。高い快適性が求められるようになった賃貸マンションにおいても「きれい」な空気環境が提供できる体制を整えました。
従来の換気は、自然給気と強制排気をしています(図1)。そのため屋外よりも気圧が低くなり、空気が入り込もうとする負圧状態に。粒子の小さな物質はフィルターを通り抜けて入り込みやすくなります。“スミノイエ”ではファンを使った強制給気と強制排気を行う加圧換気を行うため、空気が外に出て行こうとする正圧状態に保たれます(図2)。その際に0.5μm以上の粒子を取り除く微小粒子用フィルターと「炭」を通すことで、きれいな空気を室内に取り込むことができるのです(図3)。
スミノイエでは、「竹炭」を使用しています。木炭よりも多孔質で、花粉やウイルスなどを吸着しやすいのが大きな特徴です。
北海道でなじみの薄い竹ですが、実は生育速度が早過ぎるために本州以南では里山荒廃の一因とされてきました。また伐採しても使いみちが限られていて、その再利用もまた課題になっています。そこでスミノイエでは、全国有数の竹林面積を持つ福岡県八女市の竹炭製造企業と提携。持続的に国産竹炭を使用することで日本の竹問題解消に寄与してまいります。
日常的に人が取り入れる物質の約60%が室内の空気といわれています。肝臓で解毒ができる飲み物や食べ物と異なり、空気は体に取り込んでしまうと体内で解毒することができません。だからこそ空気環境に配慮することが重要になるのです。スミノイエは花粉やウイルス、PM2.5、黄砂だけでなく、ホルムアルデヒドをはじめとした有害化学物質も除去する空気清浄効果が期待できます。また、居心地の良い空間づくりには欠かせない調湿効果や消臭効果も見込まれています。
Hall
Entrance
Storage
Sanitary
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